薄毛治療では、主に2種類の薬が使われています。
・プロペシア
・ミノキシジル
これらの薄毛治療の投薬において、「副作用はないのか」といった不安の声も聞かれます。

【副作用は?薄毛治療で使われる薬[プロペシア][ミノキシジア]】

■プロペシア(フィナステリド)の副作用とは■
プロペシアはもともと前立腺肥大の為に開発された薬です。抜毛を抑える働きが認められたので、その後改良され、現在は「飲む育毛剤」として有名です。AGA男性型脱毛症の治療では、プロペシアが処方されるのが基本です。

▼プロペシアの副作用「男性機能の低下」
国内の臨床試験で副作用として認められているのが、男性機能の低下です。性欲の減退や、男性機能不全がわずかですがあります。しかし、この副作用は1%前後で、さらに男性機能の低下は、必ずしも薬の副作用だけげ原因ではなく、精神面も大きく影響する事も考慮すると、まずほとんど心配する必要はありません。

▼プロペシア服用の歳に注意すべき事3つ
(1)肝機能に問題がある人は注意が必要
肝臓疾患や肝機能障害がある場合、プロペシアは肝臓で代謝されるために注意が必要です。かかりつけ医に事前に相談する、AGAのクリニックでも医師に持病を伝えて相談しましょう。
(2)妊娠中の女性は服用しない
一般的に男性に処方されるのであまり心配はいりませんが、万が一、妊娠中の女性がプロペシアを飲むと、胎児が男の子の場合には生殖器官などに影響を及ぼす恐れがあります。知らずに女性がプロペシアを服用するような事はないでしょうが、例えば、錠剤を割ったり、欠けたものに触れて、有効成分を吸収してしまうのも、良くないと言われています。既婚者で、妻が妊娠中の場合には薬の取扱いには充分に気を付けましょう。
(3)前立腺がんの健診前には医師にプロペシアの服用を伝える
前立腺肥大の治療薬として開発されたものだけに、プロペシアを事前に服用して、前立腺がんの健診を受けてしまうと、正常な数値が現れません。前立腺がん検査におけるPSA値が半分程度まで低下するというデータも出ています。健診前に、担当医師にプロペシアを服用している事を必ず伝えましょう。

■ミノキシジルの副作用とは■
ミノキシジルは、もとは血管拡張剤として開発され、その過程で使った人が「毛が増えた」「体毛が増えた」といった症例が多くあがり、最終的に育毛、発毛治療薬として改良されたものです。

▼ミノキシジルの副作用「血圧・血管に関わる諸症状に注意」
ミノキシジルは血管を拡張する薬なので、血圧低下や、人によっては心臓や血管に負担がかかり副作用を引き起こす事があります。一般的には、頭皮にスプレーしたり、塗る「外用薬」が処方されるので、こちらの副作用はさほど敏感になる必要はないでしょう。外用での副作用では「頭皮のかゆみ」などがあげられます。

ただし、ミノキシジルを内服薬として使用する場合には、かなり副作用に注意を要します。低血圧、多毛症(頭髪以外の体毛が濃くなる)、肌荒れ、眠気、倦怠感、頭痛、むくみ、といった副作用も公表されています。ミノキシジルは発毛効果も高く、特に内服薬は効果が強いと言われますが、それだけ副作用の発生も大きくなるという事です。

▼ミノキシジル使用の際の注意2つ
(1)妊娠、授乳中の女性は使用しない
ミノキシジルの内服薬はもちろんですが、外用薬でも(まず副作用はないと思われますが)使用しないようにしましょう。
(2)血圧に何らかの持病がある人は使用に注意
もともと高血圧の人が「血圧低下」を目的として開発された薬です。知らずに、既に高血圧で「血圧低下」降圧剤などを服用している所に、例えばミノキシジルの内服薬を使用すると危険です。例えば、リアップやロゲインといった市販の育毛剤にもミノキシジルは含まれていますが、成分量も、外用として使う分には全く問題ありません。注意が必要なのは、あくまで内服薬として使用する場合です。

【薄毛治療の治療薬副作用はむやみに怖がらなくて大丈夫!】
市販の風邪薬の説明書にも、必ず副作用の記載がありますね。全ての薬といっても過言ではないほど、どの薬でも「こういった副作用が出る場合があります」となっています。でも市販の風邪薬は規定通り服用していれば、ほぼ副作用はありません。

薄毛治療に使われるプロペシアなども、そういった意味では同じく、副作用の危険性は非常に低いものです。必要なのは「副作用が出る場合がある」ときちんと理解している事で、その上で医師の指示通りに服用していれば、まず問題はありません。

また、医師に処方してもらう事で、副作用まではいかなくても、薬の服用で不安な事や疑問があれば、相談に乗ってもらえます。特にAGAの専門クリニックは、症例も多く実績も豊富ですから、副作用以外にも「半年飲んでいるが効果が感じられない」「どうも飲むと、体調が悪くなるような気がする」といった漠然とした事でも、対応してくれます。

「飲む育毛剤」というキャッチフレーズが、逆に「育毛剤を錠剤にして飲むなんて、副作用が怖い」というイメージに繋がっている人もいるようです。もともとプロペシアが前立腺肥大の為の治療薬から開発されたもののように、一般的な薬と同じです。要するに、医師の診断を受け、指示通りに服用する限りは、副作用をむやみに心配する必要はないという事です。

【薄毛治療の副作用より怖い・危険なのは「自己判断の購入」】

■注意! プロペシアなどのニセモノが流通している■
プロペシアは現在医療機関でもよく処方される薬として、流通しています。ジェネリック製薬品も出ています。しかし、一般病院でも保険適用外という事で、プロペシアにせよミノキシジルにせよ、普通の感覚で「薬を処方してもらう」つもりでいると、かなり高額な印象を受けます。そこでついインターネットなどで安価な通販を利用したくなりますが、中にはニセモノを販売している悪質な業者もあります。プロペシア(フィナステリド)成分が全く含まれていないニセモノなら、いっそまだ安心ですが、正規品でないものには成分が過剰に含まれていたり、別の成分が配合されていたりと、服用することで危険性の高いものがあるかもしれません。

■注意! 通販で勝手に判断して購入するのは危険■
基本的にプロペシアは、医師の処方が必要な薬品です。例えばミノキシジルの場合は、リアップなどに含まれていますが、これはきちんと製薬会社が開発したもので問題ありません。いずれにしても、男性型脱毛症をしっかり治療する為には、医師の診察を受けた上で処方してもらうべきです。安いから、医者に行くのが面倒だから、と、自己判断で個人輸入などで購入するのは大変危険です。そもそも、抜毛の抑制、発毛の効果を希望しているのなら、ただプロペシアを飲めば良い、といったものではありません。

一般病院では簡単な診察で、プロペシアを処方してくれる所が多いようです。AGA専門のクリニックでは、遺伝子検査、血液検査、さらに本人から丁寧なヒアリングをして、その人に合った「薄毛治療の方法」を考えてくれます。もちろん、一般病院でもAGA専門のクリニックでも、薬の副作用についても説明してくれます。

副作用をむやみに不安視する必要はありません。それよりも、自分で勝手に判断して、プロペシアを購入し、「効果が出ないから」といって規定以上の量を飲む、といった方がよほど危険が高いという事を認識しておきましょう。